麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

穀物のチカラで邪気を払う? 節分の豆知識

2018/02/02 トピックス   

節分の行事はいつから始まった?

明日は節分ですね。「鬼は外、福は内」と福豆(大豆)をまき、年齢の数だけ豆を食べる風習はどのようにして始まったのでしょう。

もともと節分は「季節の分かれ目」を意味し、春夏秋冬がそれぞれ始まる立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を指しました。中でも旧暦の1月1日と近い立春の前日が、一年の始まりとして特に重要視されるようになったのです。

平安時代に行われていた節分の儀式は、単にお経を上げて長寿を願うものだったようです。

これとは別に、飛鳥時代から旧暦の大晦日には「追儺(ついな)」という宮中行事が行われていました。中国から伝わった儀式で「鬼遣(やら)い」とも呼ばれます。土で作った牛と童子の人形を門に置いたり、疫鬼(病をもたらす鬼)を桃の弓と葦の矢で射ったり、大声をあげ太鼓を鳴らし追い払うなどしていました。

豆まきがいつ始まったのか正確には分かっていませんが、室町時代の僧が書いた日記には立春の前日に「煎った豆をまき鬼は外、福は内と唱えた」という記述が。この頃には追儺と節分が一つのものになっていたと考えられます。生の豆を使わないのは、厄払いに使った豆から芽が出ては縁起が悪いからともいわれています。

宮中行事から社寺、そして江戸時代には庶民へと、節分の行事は広まっていきました。

魔(ま)を滅(め)っする=豆?

ではなぜ鬼払いに豆を使うのでしょう。 昔から穀物には精霊(穀霊)が宿り邪気を払う力があると信じられていて、豆以外に米や麦、粟なども使われたようです。変わったところでは炭などもあったとか。大豆になったのは「手に入れやすいから」「豆で鬼(魔)の目を打つ(魔目)」「魔を滅する(魔滅)」などの説があります。

節分といえばヒイラギの枝に焼いたイワシの頭を刺した飾りがありますが、あれは焼いたイワシのにおいで鬼を遠ざけたりヒイラギの葉のとげで鬼の目を刺すという意味があります。とにかく「鬼は目を狙え」ということですね。

神秘的な力はともかく、大豆はアミノ酸スコアに優れ、ミネラルや女性にうれしいイソフラボンが豊富。一年の無病息災を願って食べるにはぴったりの食品です。

ちなみに北海道や東北、信越、そして南九州の一部では落花生をまきます。殻付きなので後で拾って食べられるという理由はとても合理的ですね。皆さんの地域はどっち派?

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