麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

少量だけどとっても大切! ミネラルはバランスが肝心

2017/03/08 お役立ち成分   

欠かせない五大栄養素の一つ

体の組織を作ったり生理機能を維持・調節する働きを持ち、人が生きる上で不可欠な栄養素がミネラル(無機質)。必要量こそ少ないものの、ビタミン類と同じく体内で作り出せないため、食べ物から摂取する必要があります。

地球上に114種類あるミネラルの中で、ヒトの体内に存在し、栄養素として必須とされているのは、ナトリウム、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、イオウ、塩素、クロム、マンガン、コバルト、銅、亜鉛、セレン、モリブデン、ヨウ素の16種類。ほかにも体に必要なミネラルがいくつかあるので、今後の研究次第で種類は増えるかもしれません。

ほかの栄養素同様、不足はもちろん取りすぎも健康に悪影響を及ぼします。16種類の必須ミネラル中、イオウと塩素、コバルト以外の13種類は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によって上限が定められています。

不足や取りすぎでこんなことが……

それぞれのミネラルは過不足によって体にどんな影響があるのでしょうか。主なミネラルを見てみましょう。

  • ナトリウム……細胞や筋肉の機能維持や神経伝達に役立つ。夏場の熱中症対策などを除けば通常の食事で十分摂取できる。塩分過多などで取りすぎると生活習慣病や胃がんのリスクが増加。
  • 鉄……酸素の運搬や細胞呼吸に必要。不足すると鉄欠乏性貧血に。特に女性は月経血による損失に注意。通常の食事で取りすぎる心配はほとんどない。
  • カルシウム……骨や歯を形成する。日本人は不足気味。長期の不足は骨粗しょう症や高血圧、動脈硬化などを招く。過剰摂取は泌尿器系結石などを引き起こす。
  • カリウム……ナトリウムの尿排泄を促すほか、神経伝達や筋肉の機能を正常化。通常の食事で十分摂取できるが、野菜や果物をあまり食べない人は不足に注意。
  • マグネシウム……生合成反応や代謝反応を担い、骨の健康を維持する。不足すると骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まる。通常の食事で過剰摂取になることはあまりない。

それぞれのミネラルについての詳細はまた別の機会に。

ミネラルの多くは体内に貯蔵しておくことができない上に、食べれば必ず吸収されるというものではありません。日々の食事が偏りがちな人は、ナトリウムの取りすぎや、鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウムの不足などを少し意識してみてはいかがでしょうか。

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