麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

取りすぎも不足もNG 油は賢く使い分けよう!

2017/02/03 お役立ち成分   

「油は悪者!」と決めつける前に

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「ダイエットや健康に油は大敵!」と思っている方、いませんか? 脂質は生命に必要不可欠なもの。取りすぎは生活習慣病などの原因になりますが、実は取らなすぎもよくありません。

よい油はホルモンや細胞膜の材料になるほか、脂溶性栄養素の吸収を助け、脳の神経伝達をスムーズにし、またお肌や髪の若さを保ってくれたりと大活躍! 効率のよいエネルギー源なので不足すると疲れやすい体になり、特に若い女性が極端な「油断ち」をすると月経不順や出産時のリスクにもつながります。

「取った方がいい油」とは?

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ではどんな油が「よい油」なのでしょう。カギは体内では作り出せない必須脂肪酸の「不飽和脂肪酸」。常温では液体で、n-3系脂肪酸(DHAやEPA、αリノレン酸など)とn-6系脂肪酸(リノール酸など)の「多価不飽和脂肪酸」、n-9系脂肪酸(オレイン酸など)の「一価不飽和脂肪酸」に分かれます。

青魚やクルミ、アマニ油、エゴマ油に含まれるn-3系脂肪酸は、脳の認知機能を高めてくれます。また悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やし、血流を改善し血栓や動脈硬化を防ぎます。炎症やアレルギー症状も緩和してくれますが、意識しないとなかなか取れません。

べにばな油やごま油、サラダ油などに含まれるn-6系脂肪酸も血圧や悪玉コレステロール値を下げる反面、取りすぎは体内の炎症やアレルギー症状の原因に。現代人は外食やお総菜、加工食品などでn-6系過多なので半分くらいに減らしてもよいのだそうです。

オリーブオイルやキャノーラ(なたね)油などに含まれるn-9系脂肪酸は悪玉コレステロール抑制や生活習慣病予防、血流・血圧改善などに有効です。

おいしいけど……飽和脂肪酸は控えめに

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一方、動物性の油やココナッツオイルなど常温で固体になっている飽和脂肪酸は、取りすぎると中性脂肪や悪玉コレステロールを増やし心筋梗塞などを引き起こすおそれが。とはいえ体には必要なので“ほどほど”を意識すれば大丈夫です。

酸化しやすいn-3脂肪酸は加熱せずサラダなどに使うか、炒め物やスープの仕上げに回しかけ、熱に強いn-9系の油は炒め物に……というように料理によって油を使い分ければ、それぞれの油が持つ力を効果的に取り込むことができますよ。料理の油は1日大さじ2杯が目安です!

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