おなかニッコリ! この冬、リンゴは温めて!
加熱で水溶性食物繊維UP!
秋から冬にかけて旬を迎える果物といえばリンゴ。「1日1個で医者を遠ざける」と昔から言われていますが、本当に効果的な食べ方を知っていますか?
皆さんは普段リンゴをどうやって食べていますか? 皮をむいて生のまま? フレッシュなジュース? 実はリンゴは温めて食べると体にうれしい成分がもっと取れるんです。
有機酸やカリウム、ビタミンC、ポリフェノールなどが豊富なリンゴの中でも注目したいのは、ずばり「ペクチン」。腸内で善玉菌を増やし、コレステロールの吸収や食後血糖値の上昇を抑え、便秘や下痢の解消に役立つ水溶性食物繊維です。
ペクチンには腸内のビフィズス菌を特に活発にするアラビノオリゴ糖が含まれるほか、加熱するとより高い整腸作用を発揮するペクチンオリゴ糖が生成されます。
小さめの生のリンゴ1個あたり(皮付き、約200グラム)に含まれる約3.8グラムの食物繊維のうち、比率として多いのは不溶性食物繊維ですが、リンゴの皮と実の間にあるプロトペクチン(ペクチンの前駆体)という不溶性食物繊維は、加熱すると水溶性のペクチンへと変化します。また食物繊維だけでなく、皮にはビタミンなども豊富に含まれています。
つまり、リンゴのペクチンをとことん取り入れるなら加熱調理、しかも皮ごとがオススメ! というわけです。
「温リンゴ」はレンジで簡単に!
生のリンゴはかなり食べ応えがあって1日1個はちょっと大変ですが、加熱すれば食べやすくなります。
重要なのは「皮ごと使う」こと。くし切りにしたものは1〜2分、半分に切って芯の部分をくりぬいたものなら3分ほど、ラップをして電子レンジで加熱すれば簡単焼きリンゴのできあがり。お好みでバターやオリーブオイル、はちみつなどをかけてどうぞ。
ジャムにする方法もありますが、面倒であれば一口大に切って耐熱皿に並べ、砂糖と水、レモン汁を加えてラップをかけてレンジで3分、上下を返してさらに3分ほど加熱するだけでコンポートができ上がります。
皮ごとすりおろしたリンゴで作るホットアップルジュースには、お好みでショウガを入れたり、シナモンを一振りするなどアレンジを楽しんではいかがでしょう。
お店にさまざまな種類のリンゴが並ぶこの時期、「温リンゴ」で手軽に腸ケア、始めてみませんか?
※数値やデータ、用語は執筆時点のものであり、常に最新であることを保証するものではありません。
※記事中のURLはリンク切れになっている場合がありますのでご了承ください。
※その他の免責事項に関しては当サイトショッピングページの個人情報保護ポリシーをご覧ください。