ブームはどこまで続く? サバ缶“快進撃”の秘密
サバは缶詰で食べるに限る!?
健康志向の高まりもありここ数年ブームが続くサバ缶。体にもお財布にもうれしいサバ缶をもっと食卓で活躍させましょう!
手軽に魚の栄養が取れることから親しまれてきたサバ缶。5年ほど前にテレビで「サバ缶ダイエット」が紹介され人気に火がつき、その後も勢いは衰えることなく需要が伸び続け、2016年にはそれまで「魚の缶詰」の定番だったツナ缶を抑えて国内生産量でトップへと躍り出ました。
安いものだと1缶100円前後で買えてボリュームも満点、その上栄養価も高いのがサバ缶の特徴。「青魚の王様」の異名を持つサバは、DHAやEPAといったn-3系脂肪酸を多く含みます。DHAは脳の認知機能をサポートし、EPAは血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やすほか、血流を改善し血栓や動脈硬化を防ぐのに役立つといわれています。また、骨の生育に必要な血中カルシウム濃度を高めてくれるビタミンDも豊富です。
「サバの生き腐れ」と言われるほど鮮度が落ちやすく、n-3系脂肪酸も酸化しやすいため、取れたての新鮮なうちに加工し真空状態で密封された缶詰は、むしろ生のものよりサバのいいところを効率良く取り入れやすいとも言えます。
アレンジ自由自在! もっと食卓にサバ缶を!
面倒な下処理がいらず、開けたらすぐ食べられるのが魚の缶詰のメリットですが、特にサバ缶の場合はなんといってもバリエーションの多さが魅力です。
昔ながらの水煮やみそ煮、味付(しょうゆ味)に加えて、最近ではオリーブオイル漬けやカレー風味、チリソース味やレモンバジル味などさまざまな味付けの商品も。中には持続可能な漁業で取られた天然の水産物や加工品にのみ使われるMSC認証(別名:海のエコラベル)を受けたものや、1個1200円の超高級缶まで販売されています。
さらに和食はもちろん洋風や中華風、エスニックと、どんな料理にもアレンジが利くところも重宝される理由の一つ。たとえば味噌煮缶ならそのままはもちろん、豆腐やキュウリ、ミョウガなどと一緒に混ぜて冷や汁にしたり、炊き込みご飯の素として使ったりするのもオススメ。シンプルな水煮は、サラダやサンドイッチをはじめ、パスタやカレー、アヒージョ、みそ汁、そうめんの具など調理法も無限大です。
手軽でヘルシーなサバ缶を自由に使いこなして、いろいろな料理にチャレンジしてみませんか?
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