麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

おなかにうれしい「青いバナナ」に眠るパワー

2017/11/24 食べ物のチカラ   

「レジスタントスターチ」が腸内環境に働く

最近、大型スーパーなどでたまに青いバナナを見かけることがあります。実は青いバナナには完熟したバナナにはないパワーが眠っているんです。

輸入バナナは青いうちに収穫され、輸送中に追熟し日本で店頭に並ぶ頃にちょうど食べ頃の黄色い実になります。輸入食品店や業務用スーパーなどで最近見かける青い実は大抵は未熟果。買ってきて置いておけば追熟します。

もともとバナナは食物繊維やカリウムを豊富に含む優秀な食品ですが、熟していない青い実にはレジスタントスターチが含まれていることが分かり、スーパーフードとして注目されています。

このコーナーでも以前ご紹介しましたが、「resistant=抵抗、 耐性」「starch=でんぷん」という意味を持つレジスタントスターチは、消化・吸収されにくく、大腸まで届いて食物繊維のような働きをするでんぷんです。

ゆっくり消化されるため空腹感を抑えられる上、カロリーは通常のでんぷんの約半分。また大腸内で腸内細菌に働きかけて善玉菌を増やしたり、便通の改善に役立つほか、脂質の代謝改善、食後血糖値の上昇抑制も期待できます。

スイーツにお料理に 甘くないからアレンジ自由

海外ではグリーンバナナをパウダー化したものが販売され、グルテンフリー食品として人気なのだとか。日本でも輸入品などを購入できます。

熟す前のバナナは普通のバナナより硬く甘さも控えめ。バナナケーキやプリンなどのスイーツはもちろん、煮てよし、焼いてよし、揚げてよしとさまざまな料理にアレンジできます。バナナをベーコンで巻いてソテーした料理は昭和天皇もお好きだったそうです。完熟バナナだと加熱すると柔らかくなりすぎてしまうので、これもおそらく青いバナナで作ったと考えられます。

ネットにもいくつかレシピが紹介されています。まだまだ店頭に並ぶことは少ないですが、見つけたらぜひ買って試してみてください。

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