麹発酵 黒豆搾り

鍵は「インスリン」にあった！

ダイエット中の方にとって気になるのが食事の炭水化物。中でもパスタはご飯に比べて太るイメージがあるのでは？　でもそれは誤解なんです。

乾燥パスタ100gあたりのカロリーは379kcal、お米（精白米）100gの358kcalと比べて確かに高めです。でもここで注目してほしいのは、むしろ「血糖値の上がり方」なんです。

食事をして血糖値が上がると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。インスリンは全身の細胞に糖を行き渡らせ、エネルギーとして使うのを促すことで血糖値を一定に保つ役割を果たします。

一度に大量の糖質を取ると血糖値が急上昇。インスリンが過剰に分泌され、せっせと余った糖を脂肪細胞に蓄えていきます。これがエネルギーとして適切に使われないと肥満へとつながるというわけです。

食後血糖値を意味するGIという値がありますが、白米や白パン、そばなどに比べ、パスタ（特に乾燥パスタ）はこのGIが低いのが特長。血糖値がゆっくりと上昇することでインスリンの過剰な分泌を抑え、肥満を防ぐことにつながります。また低GIは満腹感が持続しおなかが空きにくいことを意味し、エネルギー源としてとても効率が良いということになります。

パスタを気兼ねなく楽しむ3つのコツ

パスタはエネルギー源としてだけなく、他の栄養面でも優秀です。乾燥パスタ100gあたりのたんぱく質は12.2gでお米の2倍。食物繊維は2.7gとお米の5倍以上も。カルシウムや鉄、ビタミンB2などもお米に比べて豊富です。

パスタソースや副菜、スープなどを工夫すればさらに効果アップ。ダイエット中でもパスタを楽しめちゃうんです。

1. 副菜やサラダもご一緒に
   糖の吸収を抑える食物繊維が豊富な葉物野菜や豆、キノコなどのサラダ、スープを最初に食べましょう。
2. 太めの乾麺を硬めにゆでてよく噛む
   アルデンテ（歯応えが残る）にゆでた太めのパスタは、噛む回数も多くなるため適量で満足感を得やすく、ゆっくり消化されるので血糖値の上がり方も緩やかになります。
3. あっさりソースでカロリーオフ！
   脂肪分の高いチーズやクリーム系のこってりしたソースより、魚介類やキノコ、オリーブオイルを使ったトマト系や塩味系、和風ソースにすると◎

アスリートも食事に取り入れている低GI食のパスタ。食べ方を工夫すればダイエットの強い味方になりますよ！

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