麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

あなたはどっち派? アマニ VS エゴマ

2017/04/27 食べ物のチカラ   

n-3系脂肪酸が豊富な植物油の注目株

体内で合成できない必須脂肪酸のn-3系脂肪酸は、日本人の30〜40代男性で1日2.1g、女性で1.6gという摂取基準が定められていますが、意識して積極的に取らないと不足しがち。そんなn-3系脂肪酸を豊富に含み、健康に関心のある人たちが最近特に注目しているのが植物性のアマニ油とエゴマ油です。

古くから茎の繊維がリンネル(リネン)としても利用されてきたアマ(亜麻)。その種子(亜麻仁)は食用にするほか、潰したり絞ったりして採取した油がアマニ油として、食用油や絵の具の媒材、木・皮革製品の仕上げに使われます。

シソ科植物のエゴマは、食べると十年長生きできるという意味で「ジュウネン」という別名も。シソに似た形の葉は韓国料理でよく使われ、種子はすりつぶして薬味やみそとして食されます。日本人との関わりはゴマより古いのだとか。油も中世からあんどんの油や塗料として利用されてきました。

どちらもα-リノレン酸などのn-3系脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)を含み、近年その高い健康効果が注目されています。

それぞれの成分の違いは?

食物繊維や主なミネラル、α-リノレン酸に着目してアマニとエゴマを比べてみましょう。

種子の食物繊維を見ると、アマニは水溶性、エゴマは不溶性が多いことが分かります。カリウム、マグネシウムではアマニ、カルシウムと鉄ではエゴマに軍配が上がります。そしてα-リノレン酸の量は種子の状態では同量で、油にするとわずかながらエゴマが勝っていますがほぼ互角です。

α-リノレン酸は、血栓予防や動脈硬化を防止したり、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあるといわれています。また体内でEPAやDHAの原料としても使われる大事な栄養素です。

n-3系脂肪酸の弱点は酸化しやすいこと。炒め物や揚げ物など高温調理ではなく、料理の仕上げやドレッシング使うのがオススメです。なんとスムージーやアイスクリーム、グラノーラ入りヨーグルトにかける食べ方もアリだとか。

甲乙付けがたいほど優秀なアマニとエゴマ。いろいろな料理に試して、お好みの食べ方を見つけてみてはいかが?

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