麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

お疲れ気味な胃をリセット! 新年のスタートは七草がゆで

2017/01/06 食べ物のチカラ   

春の七草、言えますか?

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忘新年会におせち、お雑煮と、年末年始はついつい食べ過ぎ、飲み過ぎになりがち。お正月明けの疲れた胃を休め、冬場の野菜不足も補うものとして昔から食べられているのが「七草がゆ」です。

ところで春の七草、全部言えますか? 「セリ ナズナ ゴギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ 春の七草」と短歌のリズムで覚えている人も多いのではないでしょうか。それぞれ冬場の貴重な野菜として、また民間薬として重宝されてきましたが、ここでは普段からなじみの深いセリとスズナ、スズシロに注目してみましょう。

“日本のハーブ”には体が喜ぶ成分がいっぱい!

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古来日本をはじめアジアで食されてきたセリは、カロテンを豊富に含む緑黄色野菜。ビタミンC やビタミンB2、貧血を防ぐ鉄や銅、赤血球を作る葉酸、血圧上昇を防ぐカリウム、骨の形成に役立つカルシウムやマンガン、ビタミンK、腸内環境を整える食物繊維も豊富です。独特の香りの成分のうちオイゲノールは鎮静効果、ケルセチンは抗酸化・抗炎症作用や血流改善効果、コレステロール値を下げる効果、ピラジンは血栓予防や健胃・肝機能強化に役立つとされています。

スズナ、つまりカブの根に含まれるアブラナ科共通の成分グルコシノレートは、肝臓の解毒作用を促したりがんの発生を抑えるイソチオシアネートへと変化します。デンプンを分解する酵素アミラーゼも豊富なので、お餅の食べ過ぎによる胸焼けにも有効です。葉にはカロテンやビタミンC、食物繊維、カルシウムや鉄などのミネラルが多く含まれています。

カブと同じアブラナ科のスズシロ(ダイコン)の根にもグルコシノレートやアミラーゼが豊富。葉にはカロテンやビタミンC、ビタミンE、カルシウムや鉄、カリウムといったミネラルがたくさん含まれており、貧血や骨粗しょう症を防ぐ役割も果たします。

消化のよいあっさりとしたおかゆで早春の野菜の持つパワーを取り込むのはとても理にかなったスタイル。もちろん年末年始の暴飲暴食が「なかったこと」になるわけではありませんが、今年一年の無病息災を願って「日本のハーブ」をいただきましょう。

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