健康的な間食? 「ヘルシースナッキング」という考え方
今日のおやつは何ですか?
セレブも実践するアメリカ発祥の食習慣「ヘルシースナッキング」。最近、日本でも話題のようです。
ヘルシースナッキングを英語で書くとHealthy Snacking、つまり「健康的な軽食・間食」という意味。普通はどうしても「間食=肥満のもと」と思ってしまいがちですよね。でも上手に間食をすれば実はダイエットにつながるんです。
食事パターンは朝昼夜の3食におやつ(間食)という方が多いのではないでしょうか。ヘルシースナッキングは1回に食べる量、特に糖質摂取量を減らす代わりに1日の食事回数を増やし、結果として総摂取カロリーを下げるというもの。「少しずつ」「何度にも分けて」食事を取ることで血糖値の急上昇や急降下を抑え、食べ過ぎやおなかのすき過ぎを防ぐという方法です。
どうせ食べるならヘルシーに! オススメは……
カギは「何を」「どれくらい」食べるか、ということ。糖質やトランス脂肪酸の多い菓子パンやスイーツなどではなく、食物繊維やカルシウム、タンパク質を含み、なるべく素材を生かしたかみ応えのあるものを選ぶのがコツです。かむことで満腹中枢が刺激され、また食物繊維が糖質の吸収を緩やかにしてくれます。
最近ではスーパーやコンビニなどでヘルシースナッキング向けの食品を見かけるようになりました。サツマイモやゴボウ、ニンジン、レンコンといった野菜やこんにゃくのチップス、アーモンドやクルミなどのナッツ類、大豆、ナツメやプルーンなどのドライフルーツ、乾燥小魚やするめ、サクサク食感のワカメなどが販売されています。
間食1回当たりのカロリーは200kcalくらいが目安。もちろんこの分を朝昼夜の3食から引くこと! 肝心の3食を抜くのはNGです。
では1日に何回食事をすればいいのでしょう。アメリカとイギリスの40代男女を対象に行った研究では、1日の食事回数が4回未満の人より6回以上の人の方が総摂取カロリーとBMIは低いという結果が出ています。1日に6回も食事をするのは大変、という人は、体に脂肪を蓄積するタンパク質「BMAL1(ビーマルワン)」が最も少なくなる午後2時から3時ごろ、まさに「おやつの時間」を中心に内容を見直してみてはいかがでしょう。
どうせなら、体にいいおやつをチョイスして正々堂々(?)間食したいですね!
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