麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

お肉で自分を甘やかそう! “幸せ物質” アナンダミド

2018/02/26 お役立ち成分   

あの“幸福感”には理由があった!


おいしいお肉を食べると幸せな気持ちになりますよね。これ、気のせいなんかじゃなく、ちゃんと理由があるらしいのです。

お肉の脂にはアラキドン酸というn-6系の多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。ヒトの脳をはじめ体のあらゆる器官の細胞膜を構成していますが、体内では合成できないため食物から摂取する必要がある必須脂肪酸です。

アラキドン酸は脳内でアナンダミド(アナンダマイドとも)という神経伝達物質へと変換されます。サンスクリットの「アーナンダ(歓喜)」と「アミド(有機化合物の一種)」が語源の通り、幸福感や高揚感をもたらしたり、不安や恐れ、痛みを和らげたりすることが知られ、別名「至福物質」ともいわれています。

霜降りのお肉を食べると、単に味だけでなく脳内でアナンダミドが生成されるため、「ああ、幸せ!」と感じるというわけです。

「ここぞ」というときに、たまのぜいたくはいかが?


アラキドン酸の生成量は加齢により低下することが確認されており、学習や記憶、認知などに深く関わっているのではないかと考えられています。そのため今、認知症などの改善に役立つ成分としてその可能性に期待が高まっています。年齢を重ねるほど「脂っこいお肉はちょっと……」となりがちですが、むしろそういう人こそ少し意識してお肉を食べるようにした方がいいかもしれません。

アラキドン酸はお肉の脂のほか、レバーや卵(特に生卵)などに多く含まれます。レバーは好き嫌いが分かれますしあまりたくさんは食べられませんが、卵ならお手軽ですね。「どうしてもお肉は……」という人は卵で摂取する手もあります。

n-6系脂肪酸は取りすぎるとアレルギー性の湿疹や炎症を引き起こしたり、動脈硬化や血栓の原因ともなるので注意が必要ですが、たまのぜいたくなら、頑張った自分への「ご褒美」や、気合いを入れるための「景気付け」にいいお肉を奮発するのも悪くないですよ!

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