麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

赤ちゃんも大人も必要! 葉酸は大事な「造血と発育のビタミン」

2018/01/30 お役立ち成分   

足りないと「あの病気」のリスク増!

ホウレンソウの葉から発見されたことからその名が付いた「葉酸」。実は緑黄色野菜などの植物性食品だけでなく、レバーなどの動物性食品にも含まれています。

葉酸はたんぱく質やDNAを合成したり赤血球を作り出すために必要な水溶性ビタミンB群の一種。不足すると巨赤芽球性貧血や神経障害、腸機能障害を引き起こすといわれています。

必須アミノ酸のメチオニンがシステインへと変換される過程で、動脈硬化や認知症を引き起こすホモシステインという中間生成物が発生します。葉酸はビタミンB12とともにホモシステインを再びメチオニンに変換する役割を果たすため、こうした病気のリスクを軽減させるためにも必要です。

さらに葉酸は、細胞分裂が活発な胎児や幼児の正常な発育にも不可欠。妊婦が必要量を摂取できていないと、神経管閉鎖障害という先天異常の原因にもなります。

食事で葉酸を手軽に取るなら……

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、葉酸の推奨量(1日に必要とされる摂取量)と上限量が決められています。

普通の食事から摂取する場合は不足や取り過ぎの心配はあまりありませんが、妊娠中や妊娠の可能性がある女性、授乳中の女性などは、胎児の先天性疾患予防や乳幼児の健やかな発育のためにも、より多くの量が必要になります。

葉酸を多く含む食品としては、植物性のものではホウレンソウやアスパラガス、ブロッコリー、春菊、菜の花などの緑黄色野菜をはじめ、黒豆や枝豆、アボカド、紅茶や緑茶など、動物性のものではレバーやウニ、ホタテ、カキなどが挙げられます。

100g中に含まれる量ではレバーが上位に来ますが、手軽に取るならやっぱり野菜やお茶でしょうね。ちなみに葉酸はビタミンB12などほかのビタミンB群と合わせて取った方がうまく働きます。

何か一つの栄養素だけを大量に取っても意味はありません。栄養のトータルバランスを考えつつ、「最近あまり野菜を食べてないな」と思う人は少しこうしたことを意識して食生活を改善してみてはいかがでしょうか。

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