麹発酵 黒豆搾り

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日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

気になる髪のトラブル……「メチオニン」不足かも!?

2018/01/12 お役立ち成分   

髪の健康に関わる重要なアミノ酸

女性はいくつになっても美しい髪をキープしたいもの。抜け毛や切れ毛などのお悩みを抱えている人は「メチオニン」という成分が足りていないかもしれませんよ!

あまり耳慣れない名前かもしれませんが、メチオニンは人の体になくてはならない必須アミノ酸の一つ。体内で合成できないので、栄養素として食べ物から摂取する必要があります。

メチオニンは一般に毛髪の発育を促すといわれています。髪の主成分であるケラチンというたんぱく質はさまざまなアミノ酸が組み合わさってできており、メチオニンもその一つ。割合としてはわずか1%程度ですが、「毛質の脆弱な人はメチオニンの値が低い」という研究データも。

ケラチンを構成するアミノ酸の中で特に割合の大きいL-シスチンも、体内でメチオニンから合成されるL-システインが結合してできたもの。髪のダメージが目立つ人は、メチオニンの不足が影響している可能性があるのです。

メチオニンの働きと取り過ぎのリスク

メチオニンと髪の深い関わりについてお分かりいただけたでしょうか。

このアミノ酸が体内で果たす役割は他にもあります。一つは脂質の代謝促進。血液中のコレステロール値を下げてくれます。もう一つは肝機能の維持。肝臓内の老廃物や毒素の排出を助け代謝を促し、脂肪肝を防ぎます。

他にはお肌のシミやくすみなどの原因となるメラミンを発生させる活性酸素を取り除く効果も。さらに食事からのメチオニンと葉酸の摂取量が多いと大腸がんのリスクが下がるともいわれ、こちらも更なる研究が待たれるところです。

ただしメチオニンがL-システインに変換される過程で、動脈硬化を引き起こすホモシステインという中間生成物が生まれるので取り過ぎには注意が必要です。もっとも、普段の食事から取っている程度では過剰摂取の心配はありません。

メチオニンは豆や豆加工品をはじめ、肉、魚、乳製品、ナッツ類などに多く含まれています。L-システインへのスムーズな代謝を促しホモシステインの蓄積を防ぐには、トウガラシやニンニクなどビタミンB6を含む食品と一緒に取るとよいとされています。

髪に栄養が足りていないと感じたら、これらの成分を意識した食事メニューを考えてはいかがでしょう。

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