太陽をいっぱい浴びたら、ビタミンACEでお肌ケア!
適度な日光浴は必要。でも……。
梅雨が明けたら夏本番! でも日差しが強烈でお肌が……。そんな方に役立つ「肌をいたわる食べ物」のお話です。
カルシウムの吸収促進などに役立つビタミンDを形成するためにも、適度に日に当たることも必要なことは以前お話しした通り。でも浴び過ぎはもちろん禁物です。
太陽から地上に到達し日焼けの原因となる紫外線には、UVA(長波長紫外線)とUVB(中波長紫外線)の2種類があります。
UVBは皮膚がやけどのように赤くなり痛みを伴う重度の日焼け「サンバーン」を引き起こします。UVAは表皮の一番下の層にあるメラニン細胞に作用し、メラニンという色素の生成を促します。生成されたメラニンが表皮の一番上の層に達し色素沈着が起きた状態を「サンタン」と言います。
サンタンはサンバーンのように炎症は起きませんし、メラニンは細胞のDNAを破壊する紫外線を吸収し皮膚を守るという一定の役割を果たします。しかし放っておくとシミやシワ、たるみの原因となります。
勝負は72時間! お肌をいたわる3つのビタミン
メラニンが生成されるのはUVAを浴びてから約72時間後といわれており、この72時間以内に「冷たいタオルなどで肌を冷やす」「化粧水などで肌を保湿する」といったケアをすることが重要です。
加えて、日ごろから抗酸化作用がある栄養素、いわゆる「ビタミンACE(エース)」と呼ばれるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを意識して摂取することも有効です。
皮膚や粘膜の保護・強化、肌の新陳代謝促進といった働きを持つビタミンAは豚や鶏のレバー、ウナギなどの魚介類、卵、チーズ、緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンCはかんきつ類をはじめとする果物や野菜、煎茶に豊富。メラニンの生成や肌への沈着を抑えたり、生成されてしまったメラミンを薄くする働きを持つほか、肌のハリを保つコラーゲンの合成を助けてくれます。
抗酸化作用を持ち細胞膜の老化を防ぐビタミンE(α-トコフェロール)は煎茶や植物油、魚卵、大豆、アーモンドなどのナッツ類に豊富に含まれます。
特定の食品に頼るのではなく、こうした食品をうまく取り入れたバランスのよい食事メニューで、夏の強い日差しを乗り切りましょう!
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