まめに補給を! 気を付けたい冬の水分不足
「1日1.5L」を心掛けよう!
「水分補給」と聞くと夏のイメージがありませんか? 実は冬も知らないうちに体が「水不足」に陥っているかもしれないんです……。
夏は汗をたくさんかくため積極的に水分を取りますが、気温が下がり汗が出ない秋から冬は、夏ほど水分補給を意識しなくなりますよね。
季節に関わらず、水は成人の体の約60~65%を占める、なくてはならない成分。人間は毎日、食事から2~2.5Lの水分を摂取していますが、尿や便、汗や呼気などにより同じ量だけ失われています。一般に、飲み物によって摂取されるのはそのうち1.2〜1.5Lといわれています。つまり私たちは毎日それだけの水を飲む必要があるというわけです。
もちろんそんなにたくさんの水を一度には飲めません。朝起きた時や毎食時、日中の休憩時や入浴後、寝る前など、決まったタイミングでコップ1杯分の水分を取るよう心掛けましょう。
低温で空気が乾燥する冬は、風邪やインフルエンザのウイルスが活発に活動する時期。室内もエアコンの使用によって乾燥しています。適切な水分補給は鼻や喉の粘膜が潤ってウイルスの侵入を防げる上に、鼻水や痰によるウイルスの排出も促せます。
年末年始の行楽・帰省時や宴会も注意!
効果は風邪予防だけではありません。水分が足りないと血液が濃縮され粘度が高くなり、血栓ができやすくなります。脳卒中や心筋梗塞のリスクを避けるためにも、水はとても大切です。
年末年始は観光や帰省などで飛行機に乗る機会も増えますが、機内は意外と乾燥しています。長時間フライトする場合は、水分を十分に取ることで鼻や喉をいたわるだけでなく、血栓によって引き起こされる「ロングフライト血栓症(エコノミークラス症候群とも)」の予防にもつながります。
ただしコーヒー、緑茶、紅茶などカフェインを含む飲み物や、ビール、ウイスキーなどのアルコール類は利尿作用があるため逆効果。同じ理由で、忘新年会などでお酒をたくさん飲む方も水分が失われやすいので、合間に意識して水を飲むといいでしょう。
こまめな水分補給で体に潤いを与え、冬を快適に過ごしたいですね。
※数値やデータ、用語は執筆時点のものであり、常に最新であることを保証するものではありません。
※記事中のURLはリンク切れになっている場合がありますのでご了承ください。
※その他の免責事項に関しては当サイトショッピングページの個人情報保護ポリシーをご覧ください。