麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

お腹とお肌が喜ぶ! 「キャベツ×乳酸発酵」のパワー

2016/11/02 食べ物のチカラ   

ヨーロッパではおなじみの「乳酸キャベツ」

Homemade sauerkraut with cumin in a glass jar

千切りしたキャベツを発酵させた「乳酸キャベツ」という食品が今話題を集めています。ドイツで昔から親しまれてきた「ザワークラウト」がベースになっているようです。ドイツ語で文字通り「酸っぱいキャベツ」を意味するこの発酵食品は、フランスやロシア、ポーランド、オランダなどでも食べられています。

作り方も「乳酸キャベツ」同様、キャベツを千切りにして塩と香辛料を加え、保存用の瓶や樽に入れて重しをして漬け込みます。常温で保管すると発酵が始まり、3〜7日ほどで食べ頃に。特有の酸味はお酢ではなく乳酸発酵のおかげです。ソーセージやアイスバイン(塩漬けした豚すね肉の煮込み)など肉料理に添えて食べます。

キャベツと乳酸菌は最強コンビ!?

Cabbage

ヨーグルトやキムチ、なれずしなど、乳酸菌を利用した食品はたくさんありますが、特に「キャベツ×乳酸発酵」は、美容と健康にとても効果的な組み合わせなんです。

キャベツはもともと各種ビタミンが豊富。ビタミンCは風邪予防や疲労回復、免疫力アップや美肌に役立ちます。ビタミンU(別名キャベジン)は脂肪肝を予防するほか胃や十二指腸の粘膜代謝を助け潰瘍を予防・治療し、ビタミンKは血液の凝固促進(止血作用)や骨の形成、肝機能向上といった働きを持ちます。ビタミンCやビタミンUは熱で壊れやすいので、生食はとても理にかなっているといえます。

さらにがん抑制物質のイソチオシアネートやペルオキシダーゼも含み、アメリカ国立がん研究所発表のがん予防に有効な植物性食品「デザイナーフーズリスト」でもニンニクに次ぐ第2位に選ばれています。

植物性の乳酸菌は生きたまま腸に届く!

腸内環境を正常に保つには、さまざまな病気を引き起こす悪玉菌の増殖を抑え乳酸菌のような善玉菌を増やすことが大切です。動物性乳酸菌が腸に届く前に死滅・激減してしまうのに対し、植物性乳酸菌は多くが生きたまま腸に届くのがうれしいところ。また乳酸発酵が加わることでさらにビタミンCが生成され、キャベツのうまみもぐっと増します。

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ただし食べ物から摂取した乳酸菌は3日から長くて1週間程度で体外へ排出されるといわれています。流行っているからといっていっぺんにたくさん食べるのではなく、少しずつでも毎日の食卓に“発酵のチカラ”を取り入れていきたいですね。

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