“地球最古の栄養素”アミノ酸の底力！
お肉もおいしく！うまみの秘密はアミノ酸
最近よく見かける「熟成肉」の看板。温度や湿度などが適切に管理された環境でお肉をあえて一定期間寝かせることにより、酵素の働きでタンパク質をうまみ成分に変えておいしくする仕組みです。
このうまみ成分の正体は、グルタミン酸やアスパラギン酸、グリシンといった「アミノ酸」。うまみや酸味、甘み、苦味などの風味を持ち、熟成させると5〜6倍に増えるといわれています。
ところで、「アミノ○○○」「アミノ酸配合○○○」と書かれたサプリメントやプロテインがありますが、うまみ成分が入っているんでしょうか？
アミノ酸っていったい何なんでしょう？
太古から存在する“生命の素”
アミノ酸は地球上で最も古い栄養素。自然界に500種類ほど存在し、すべての生き物の生命の源となっています。
ヒトの体の20％はタンパク質で、20種類のアミノ酸によって構成されます。筋肉や皮膚、内臓、血液、髪の毛、ホルモンなどあらゆるところに存在し、わたしたちの体に必要不可欠な成分なのです。その上疲労回復やお肌の代謝促進、保湿、安眠や精神安定に役立ちます。グルメに美容、健康、スポーツとマルチに活躍する成分なんですね。
アミノ酸をバランスよく摂取するには？
ヒトに必要なアミノ酸のうち、メチオニン、リジン、イソロイシン、フェニルアラニン、スレオニン、バリン、ロイシン、ヒスチジン、トリプトファンの9種類は体内で十分な量を合成することができないので、栄養素として摂取しなければいけません。それらを「必須アミノ酸」といいます。
必須アミノ酸は9種類のうち摂取量が一番少ないものに合わせてタンパク質が合成されるので、全部をバランスよく摂らなければいけません。肉や魚、卵といった動物性タンパク質に匹敵するほどアミノ酸のバランスに優れている食品が大豆です。
動物性タンパク質は脂質やコレステロール値も気になるところ。大豆の力を借りて、上手にアミノ酸を摂るようにしましょう。
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