筋肉の強い味方、カニカマをもっと活用しよう!
バラエティー豊かな商品が続々登場
安くていろいろな料理にアレンジが利くカニカマ。スーパーやコンビニで手軽に手に入るので、冷蔵庫に常備しているというご家庭も多いのでは? 最近はテレビなどで栄養価が紹介され、注目を集めています。
形のそろったおなじみの四角いタイプから、食べ応えのある太めのスティック、使いやすくあらかじめほぐしたものや本物のカニと間違えそうなほどリアルな本格派まで、今やカニカマは種類も豊富。単なるイミテーション食品の枠を超えて進化を続けています。
カニカマについてはいくつかの会社が「元祖」を主張していますが、石川県の水産加工品メーカー・スギヨが、1972(昭和47)年に考案した、という説が最も古いようです。中華料理の食材として使う人工クラゲを開発する過程で、失敗作がカニの食感に似ていることに気付き、そこから人工カニ肉の開発を思い立ったのだとか。
基本的に魚のすり身をベースにして、トマトやパプリカ由来の天然色素やカニ風味の香料、カニエキスなどを加えて作りますが、最近では本物のカニ肉やカニみそ、カニ由来の食物繊維(キトサン)を配合したものまで登場。各メーカーがより本物らしい味や食感を追求しています。
カニカマは意外と機能的! 上手に食事に取り入れよう
大ヒットした鶏むね肉の「サラダチキン」のように、カニカマもそのヘルシーさが見直されています。
かまぼこやちくわといったほかの練り物と同じく魚のすり身がベースのため、筋肉を作るために必要な良質な動物性タンパク質を豊富に含み、そのうえ低脂肪。さらに乳酸菌やビタミンD、カルシウムなどを強化した商品も出ています。
また製造工程で水にさらす際、プリン体を含む核酸が洗い流されるので通風が気になる方も安心です。魚肉に塩を加えてペースト状にするため筋肉繊維がすりつぶされ、消化が良いのもうれしいところ。
一つ注意したいのが塩分です。小さいものなら1日4〜5本まで、太いスティックなら1本を目安にすると良いでしょう。気になる方は減塩タイプをお勧めします。
そのままでもすぐ食べられて、さまざまな料理に使えるカニカマは、トレーニング後やダイエット時、忙しい朝食時の手軽なタンパク質補給に最適です。
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