麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

太りにくい体を作る「やせホルモン」がある!?

2020/06/25 お役立ち成分   

メタボ解消の救世主!? 「アディポネクチン」とは


「アディポネクチン」という名前をご存知ですか? なんと肥満を防止してくれるホルモンなのだとか。でもそんな夢のような話が本当にあるんでしょうか?

脂肪細胞で分泌されるホルモンの一種アディポネクチンは、体に有益な生理活性を持つ善玉物質。通常、運動をすると体内の酵素が体脂肪を分解・燃焼しエネルギーに変換しますが、アディポネクチンは、運動を介することなくこの酵素を活性化し、脂肪の燃焼・消費を促してくれます。

もう一つの働きが「異所性脂肪」の軽減です。異所性脂肪とは、心臓や肝臓、すい臓、骨格筋など、脂肪組織以外の場所(異所)に蓄積される脂肪のことで、これがたまると血糖値を下げるインスリンの効きが鈍くなり、肥満や糖尿病、高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を引き起こすだけでなく、さまざまな循環器疾患のリスクにもつながります。

アディポネクチンはこれらの臓器の異所性脂肪を減らし、インスリンの効きを改善するほか、動脈硬化や心筋肥大を抑制し、血圧を下げる作用があるといわれています。

脂肪を減らす近道は……やっぱり「あれ」!


脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンですが、実は内臓脂肪量が増えると逆に分泌量が減ってしまいます。実際に、生活習慣病では血中のアディポネクチン濃度の低下が多く見られるそうです。つまり脂肪の燃焼を助けてくれる夢のようなホルモンを増やすには、まず脂肪を減らさなければならないというわけです。やっぱりそんなうまい話はありませんよね。

結局、ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を続けながら、栄養バランスの取れた食事を取ることが近道であり王道のようです。

豆腐や納豆をはじめとする大豆製品に含まれるタンパク質の一種βコングリシニン、青魚に豊富なn-3系不飽和脂肪酸、甲殻類やサケ・マスに含まれるアスタキサンチンなどは、血中アディポネクチンの濃度を高めるのに効果的とされています。野菜や海藻、豆、キノコに多い食物繊維も、脂肪の吸収を抑えてくれるので有効です。

こうした食品を意識して毎日のメニューを組み立て、「太りにくい体」の下地を作っていきましょう!

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