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日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

「キツキツ」も「ブカブカ」もNG! 正しい靴選びのポイント

2018/10/31 トピックス   

合わない靴は足の健康に悪影響!


スポーツの秋真っ盛りですね。ロコモティブシンドロームやサルコペニア予防には、軽く息が弾む程度の有酸素運動としてウォーキングがもってこい。特別な器具はいりませんが、靴選びはとても重要です。

よく「靴は夕方に買え」といわれます。足は夕方になるとむくんで大きくなるので、それに合わせて買うときつくならない、という理由のようですが、それだとむくんでいない時間帯は靴が緩いということですよね。本当のところは一体どうなんでしょうか?

「大は小を兼ねる」とはいかないのが靴選び。実はきつい靴同様、ぶかぶかの靴にもさまざまな弊害があるんです。

ぶかぶかの靴を履くと、靴の中で足が動いてしまいます。靴擦れの原因になるほか、不自然な部分に力が入ったり体重がかかったりすることで捻挫にもなりかねません。

その上、足は靴の幅に合わせて横に広がろうとするため、次第に土踏まずのアーチが崩れてなくなる「開張足(かいちょうそく)」になってしまいます。開張足は放っておくと外反母趾や内反小趾、扁平足などを引き起こす原因となります。

靴選びのベストなタイミングと7つのポイント


では靴はいつ選んだらいいのでしょうか? それは、自分が靴を履いて移動することが最も多い、つまり足を最も酷使する時間帯です。その時の足の状態にぴったり合った靴が、きつすぎも緩すぎもしないベストなサイズというわけです。

ちなみに、お店で試し履きをする際は、ウォーキング用の靴下か、同じ厚さの靴下を履いておきましょう。

試し履きでチェックすべき7つのポイントは……

1. 甲がきつくないこと
2. 足の指と靴の曲がる位置が同じであること
3. つま先が当たらないこと(約1センチは余裕が必要!)
4. 足の外側と内側が靴に当たらない程度にフィットすること
5. くるぶしが当たらないこと
6. かかとが靴にフィットしていること
7. 靴のアーチと土踏まずが合っていること

そしてこれも重要ですが、片方だけ試し履きするのではなく、両足ともきちんと履いて、少なくとも数歩、お店の中を歩いてみましょう。

足の変形や疲労、けがを防ぐ意味でも、サイズや形には決して妥協せず納得がいくまで試し履きをして、自分にピッタリの一足を見つけてくださいね!

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