麹発酵 黒豆搾り

発酵黒豆をギュッと搾ったピュアな黒豆ドリンク
日本健康医学会賞受賞

コラム まめばなし

アスパラギン酸は疲労回復を助けるうまみ成分!

2020/03/23 お役立ち成分   

アスパラガスから発見されたアミノ酸


俗に「疲労回復に役立つ」「神経伝達物質の働きを助ける」といわれるアスパラギン酸(L-アスパラギン酸)。「アスパラ」と名が付くので、アスパラガス特有の成分か、あるいは最も豊富に含まれるような印象を受けそうですが、実際はどうでしょうか。

アスパラギン酸は、グルタミン酸と同じくうまみ成分である非必須アミノ酸の一つ。アミノ酸を代謝してエネルギーを産生するTCA回路を助け、疲労回復を早めるといわれています。また神経伝達物質でもあるアスパラギン酸は、神経伝達物質の働きを阻害するアンモニアを尿として排出する働きがあるとされています。

1806年にアスパラガスから最初のアミノ酸が発見され、アスパラギンと名付けられました。そのアスパラギンの加水分解物から取り出されたのがアスパラギン酸。つまりアスパラギン酸という名前は、由来となった食品がアスパラガスだったことにちなんでいるというわけです。

アスパラガスと他の食品を比較してみると……


ではアスパラガスに含まれるアスパラギン酸の量はどれくらいなのでしょうか。日本食品標準成分表2015年版(七訂)のアミノ酸成分表を見ると、アスパラガスのアスパラギン酸含有量は、野菜の中ではトップ50に入るので、確かに比較的多い方ではあります。ほかの野菜類を見てみると、


このような感じになります。枝豆とソラマメの量が群を抜いていますね。

アスパラギン酸はタンパク質を構成するアミノ酸の一種で、さまざまな食品から摂取できます。今度は肉・魚・卵といった動物性タンパクに含まれる量を見てみましょう。


こちらの方が圧倒的に多いですね。あくまで野菜から取ろうと思ったらアスパラガスもなかなか優秀ではありますが、一度に食べる取る量を考えると枝豆、値段を考えるともやしの方が効率的かもしれません。

どちらにせよ、何か一つの食品から栄養素を取ろうとするのではなく、さまざまな食品を組み合わせてバランスの取れた食事を心掛けることが大切ですね!

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